歌舞伎界きっての”可愛すぎる女方”として注目を集める五代目中村米吉。
近年は『風の谷のナウシカ』『ファイナルファンタジーX』など話題作で大役を次々と務める一方、2024年に元舞妓の梓さんと結婚したことで”梨園の新婚カップル”としても話題になりました。
本稿では「妻・父・母・弟ってどんな人?」という素朴な疑問に答えるべく、播磨屋の家系図を軸に家族一人ひとりの人物像を深掘りします。
各節の最後には筆者の一言リアクションを添えましたので、肩の力を抜いてお読みください。
家系図でひと目瞭然!播磨屋の血脈

五代目米吉のルーツは、三代目中村時蔵を源流とする名門「播磨屋」。
祖父は二代目中村歌昇(脚本家・映画監督としても活躍)、父は重要無形文化財保持者の五代目中村歌六、叔父は三代目中村又五郎という豪華ラインです。
加えて遠縁には萬屋錦之介、中村獅童、中村勘九郎・七之助兄弟ら人気俳優の名も並びます。
ひと言感想:「名優だらけ!」
妻・梓さん ── 舞妓仕込みの所作で支える良き伴侶
引用元:hochi
梓さんは京都・宮川町で約10年間舞妓・芸妓として腕を磨いた後、2024年1月に米吉と入籍。
出会いは歌舞伎座裏のラーメン店「はしご」で、会計をスマートに済ませた米吉の”ごちそう攻撃”が恋の呼び水になりました。
披露宴は帝国ホテルで530名を招いて行われ、播磨屋の定紋「揚羽蝶」を随所にあしらった格式高いウエディングが評判に。
現在は歌舞伎座ロビーでの来客対応や着物選びなど、梨園の妻として舞台裏を支えています。
ひと言感想:「惚れ惚れ!」
父・五代目中村歌六 ── “脇”で輝く人間国宝
1950年生まれ。四代目米吉を経て1981年に五代目歌六を襲名し、老け役から女方まで自在にこなすオールラウンダーとして評価を確立。
2023年には「歌舞伎脇役」分野で人間国宝に認定され、会見では家族が号泣して喜んだエピソードをユーモアたっぷりに語りました。
若い頃に劇団四季でミュージカルも経験した柔軟さを持ち、スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』など新作にも果敢に挑戦。
ひと言感想:「尊敬!」
母・おがわ恵子 ── 歌声と笑顔で彩る”梨園のムード歌謡”
桐朋学園演劇科卒業後、ロス・インディオス&フローレスの二代目女性ボーカルとしてデビュー。1992年に歌六と結婚し、一時引退するも2009年に17年ぶりのステージ復帰。
ラテンからシャンソンまで幅広いレパートリーを持ち、現在も都内ライブハウスで定期公演を行う”歌う女将”です。
番組『新婚さんいらっしゃい!』では、梓さんに宛てた愛情あふれる手紙が紹介され視聴者の涙腺を刺激。
ひと言感想:「華やか!」
弟・初代中村龍之助 ── 舞台を離れ”音楽の道”へ
1995年生まれ。2000年の『宇和島騒動』で兄と共に初舞台を踏むも、2006年を最後に歌舞伎の表舞台からフェードアウト。
現在は「小川智也」名義でギタリスト/作曲家として活動し、ジャズやブルースのライブ動画をYouTubeで発信しています。
舞台経験で培った表現力は音楽にも活きており、母と共演するディナーショーに顔を出すこともある家族思いな人物です。
ひと言感想:「多才!」
さいごに
引用元:Instagram
中村米吉の家族を改めて俯瞰すると、歌舞伎・音楽・脚本とジャンルは違っても”芸”への情熱で結ばれたクリエイティブ一家であることが分かります。
梓さんという新しい風を迎えた播磨屋が、次世代の歌舞伎界でどんな物語を紡いでいくのか――今後の舞台とプライベートの動向に期待大です。
ひと言締め:「続報必見!」