テレビで大人気の「伝説の家政婦」タサン志麻さん。
その料理の腕前と人柄で多くの視聴者を魅了していますが、実は15歳年下のフランス人の夫を持つ国際結婚カップルとしても注目を集めています。
今回は、志麻さんを支える夫・ロマンさんの職業や二人の馴れ初めについて詳しく解説します。
タサン志麻さんってどんな人?
タサン志麻さんは1979年、山口県長門市生まれの45歳(2025年現在)。
現在の「タサン」は夫の姓で、結婚前の旧姓は公表されていません。
大阪あべの・辻調理師専門学校を卒業後、同グループのフランス校に留学し、ミシュラン三つ星レストラン「ジョルジュ・ブラン」で研修を受けました。
帰国後は老舗フレンチレストランで約15年間料理人として働き、その後2015年にフリーランスの家政婦として独立。
2017年に日本テレビの「沸騰ワード10」に初出演し、「予約の取れない伝説の家政婦」として一躍有名になりました。
3時間で15品以上の料理を作る驚異的な技術と、どんな家庭の冷蔵庫にある食材でも美味しい料理に変えてしまう魔法のようなスキルで、多くの人々を魅了しています。
感想: 志麻さんの経歴を見ると、本格的なフランス料理の修行を積んだプロの料理人が、家政婦という仕事を通して一般家庭に寄り添う料理を届けているところに温かさを感じますね。
夫・ロマンさんの正体と現在の職業
タサン志麻さんの夫、タサン・ロマンさんは1993年フランスのル・ブルジェ生まれの30歳(2024年現在)。志麻さんとは15歳の年齢差があります。
**現在の職業は「マネージャー兼主夫」**です。
多忙な志麻さんに代わって、以下のような業務を担当しています:
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マネージャー業務: 志麻さんのスケジュール管理、マネージメント、アシスタント業
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主夫業務: 家事、育児、3人の子どもの世話
志麻さんには多くの芸能事務所からオファーがありましたが、すべて断っており、ロマンさんが個人的にマネージメントを行っています。
フランスでは共働きと平等な子育てが当たり前の文化のため、ロマンさんにとって主夫業は自然なことだったそうです。
感想: ロマンさんが妻の仕事を全力でサポートしている姿は、現代の理想的な夫婦の形の一つですね。国籍や年齢差を超えて、お互いを支え合う関係性が素晴らしいと思います。
ロマンさんの前職と来日の経緯
来日前のロマンさんは、フランスで電気工事やリフォームの仕事をしていました。実家が電気屋さんだったこともあり、この分野で働いていたそうです。
ロマンさんが日本に来たきっかけは、日本のアニメへの愛でした。
9歳の時に観たアニメをきっかけに日本に興味を持ち、日本語を学ぶために2013年6月、19歳の時に学生ビザで来日しました。
当初は海外向けの事業を立ち上げるために日本で学ぼうと考えていましたが、生活費を稼ぐために2014年春にアルバイトを始めたフレンチの飲食店で、運命的に志麻さんと出会うことになります。
感想: アニメ好きが高じて日本に来るフランス人の若者が、後に「伝説の家政婦」の夫になるなんて、人生は本当に予想がつきませんね。まさに現代的なロマンチックストーリーです。
運命の出会いと馴れ初め
2014年、運命の出会い
志麻さんとロマンさんの出会いは、2014年の春でした。当時35歳の志麻さんはフレンチレストランを辞めて飲食店でアルバイトをしており、20歳のロマンさんが新人アルバイトとして入ってきたのです。
志麻さんはロマンさんに調理を教える係を担当していました。フランス人は結構ラフな人が多い中、ロマンさんは教えたことをきっちりと身につけようとする真面目な青年だったそうです。
熱烈アプローチから交際へ
家の方向が一緒だったため、一緒に帰ることが多くなった二人。ロマンさんは出会って1ヶ月後には志麻さんのことを好きになり、熱烈にアプローチを開始しました。
しかし志麻さんは当初、「まさか恋愛対象にはならない」と思っていました。20代の修行時代から「女性が料理の世界で本気でやっていくなら、結婚はできないかも」と諦めていたほどでした。
そこでロマンさんは「2ヶ月後にも気が変わっていなかったら付き合って」という約束を提案。2ヶ月後、「やっぱり気持ちは変わらない」と告白し、交際が始まりました。
2015年、結婚
交際から1年後の2015年に結婚。志麻さんは留学時代から「付き合うならフランス人男性がいいな」と思っていたそうで、女性に対して優しく、オープンに会話を楽しみ、愛情表現をしてくれるところに魅力を感じていました。
感想: 15歳差と聞くと驚きますが、ロマンさんの一途で真摯なアプローチと、志麻さんの人を見る目の確かさが素敵な結婚に繋がったのでしょうね。年齢より大切なものがあることを教えてくれるエピソードです。
現在の夫婦生活と家族
3人の子どもに恵まれて
現在、志麻さんとロマンさんには3人の子どもがいます:
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長男:真之介くん(2017年生まれ)
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次男:正太郎くん(2019年生まれ)
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長女:2021年生まれ
理想的な役割分担
ロマンさんは現在、志麻さんの仕事のサポートと家事・育児に専念しています。フランス文化で育ったロマンさんにとって、家事は「できることをやればいい」という自然な感覚です。
志麻さんが多忙な時は、ロマンさんが料理も作ります。レパートリーは焼きそば、チャーハン、カレーライスなどの家庭料理が中心で、子どもたちもよく食べてくれるそうです。
お互いを支え合う関係
志麻さんは「ロマンのいい面をたくさん知って、愛情はより深まりました」と語っており、結婚生活は順調です。小さなことはその場で言い合い、深刻にならないよう心がけているそうです。
感想: 3人の子育てをしながら、お互いの仕事と家庭を両立させている夫婦の姿は、多くの働く親にとって理想的なモデルケースですね。文化の違いを乗り越えて築いた家族の絆が感じられます。
まとめ:愛に国境はない
タサン志麻さんの夫・ロマンさんの職業は「マネージャー兼主夫」という現代的なスタイルでした。アニメ好きのフランス人青年が日本に来て、料理の世界で頑張る女性と出会い、15歳の年齢差を乗り越えて結ばれた二人の物語は、まさに現代の国際恋愛の成功例と言えるでしょう。
ロマンさんが志麻さんの仕事を全力でサポートし、家庭を支える姿は、性別や国籍にとらわれない新しい夫婦の形を示しています。お互いを尊重し、支え合う関係性こそが、幸せな結婚生活の秘訣なのかもしれません。
最終感想: 志麻さんとロマンさんの夫婦関係を見ていると、真の愛情とは相手の夢を応援し、共に歩んでいくことなのだと改めて感じます。国籍や年齢差など表面的な違いを超えて、人として深く理解し合える関係を築いた二人に、多くの人が憧れるのも納得ですね。