タサン志麻さんの推定年収は、デビュー当初7,650万円から2024年には2億5,000万円に到達したと報じられます。
著書累計300万部突破、テレビ露出の爆発的増加、そして講演会・商品監修まで加速する多角的ビジネスモデルが背景です。
本稿では「志麻さんはなぜここまで稼げるのか?」を深掘りし、節ごとに筆者の一言コメントを添えて独自の視点でお届けします。
プロフィールとキャリア概観
ミシュラン星付レストランから家政婦へ
志麻さんは辻調理師専門学校フランス校を卒業後、三ツ星レストラン研修を経て老舗ビストロで約15年勤務。
2015年に家政婦へ転身し、タスカジ時代に「3時間で15品」の作り置きが話題となり、予約が取れない伝説が始まります。
一言感想:星付き厨房の技術を”家庭”に落とす逆転発想がブランド確立の起爆剤でした。
メディアブレイク
初出演の『沸騰ワード10』で視聴率12%以上を連発し注目度が急騰。
NHK『プロフェッショナル』は年間最高視聴率を記録。
一言感想:現場感あふれる”3時間勝負”演出がテレビ映えし、口コミとテレビが相乗的にファンを拡張。
年収を支える5大収入源

収入源 | 推定額(2024) | 根拠 |
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書籍印税 | 約2億2,000万円 | 累計300万部×平均定価1,400円×印税10% |
テレビ出演料 | 約670万円 | 1回10万円×年間出演回数67本(2023実績) |
絵本/雑誌連載 | 約130万円 | 絵本2冊×想定購入者4,100人×定価1,540円×印税10% |
講演料 | 1,000万~ | 公開事例:京都ホテル講演1.5万円~・地方ホール1,800円×1,000席、相場50万円/回 |
家政婦依頼・レシピ監修 | 非公表 | タスカジ時給2,600円×フル稼働年300万円規模→現在は完全非公開 |
一言感想:印税2億円超というケタ違いの出版ビジネスが総収入の9割を占めるのは衝撃!
印税ビジネスの黄金方程式
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1. “沸騰ワード10公式”で固定ファン化
公式レシピシリーズは第4弾で累計80万部突破。テレビ放送→書籍発売→店頭販促の循環で部数が伸長。
感想:テレビ×書籍のタイムラグを最短1週間にする”瞬発力マーケ”が強い。
2. NHK出版で料理定番枠を獲得
『お助けレシピ100』は11万部突破し重版9刷。公共放送経由で幅広い年代へ浸透。
3. 子ども市場へ絵本展開
「しまさんクッキングえほん」シリーズが2023年に始動。料理×読み聞かせニーズを開拓。
感想:将来の料理ファンを”幼児”から育成する種まきは見事。
テレビギャラの実際
民放出演料は1回10万円超と報道。
月5~6本ペースでも年間数百万円規模だが、印税に比べれば”広告費”に近い位置づけ。視聴率12%超の回では番組スポンサー価値が高く、局側の起用が続く。
感想:ギャラより認知拡大効果がメイン。テレビは広告塔、書籍は直接利益。
講演会・イベント収入
地方ホール講演は前売1,800円×1,000人で180万円売上(出演料50万円相当)。
ホテル開催の着席ディナー講演は1.2万円×400席で総売上480万円、出演料は100万円規模。年間10~20回と仮定すると最大2,000万円超。
感想:対面イベントはブランド体験の場。料理×トーク×試食でファンを強固に。
SNSとブランドタイアップ
Instagramフォロワーは38万超、2025年5月だけで月間3.9万人増。
企業コラボ(ニトリ、セブン&アイ、食品メーカー)でレシピ監修案件が増加。
感想:テレビ→書籍→SNS→タイアップという”多段階ファネル”が成立。
家族とライフスタイルがもたらす付加価値
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400坪古民家をDIY改装しメディアが密着
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15歳下フランス人夫ロマンさんが主夫兼マネージャー
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3児子育て×料理×田舎暮らしが共働き世代の憧れ像に直結
感想:生活そのものが”物語”としてコンテンツ化。視聴者は年収以上に生き方を買っている。
今後の伸びしろ
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海外市場:英語・仏語版レシピ本/YouTube字幕展開
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D2C食品ブランド:レトルトや調味料の自社通販
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オンラインサロン:つくりおき講座有料コミュニティ
感想:印税依存から”自社商品”へ転換できれば年収10億円も視野?
まとめ
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推定年収2.5億円の9割は書籍印税。
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テレビ出演はブランディング装置、講演会は高粗利キャッシュ。
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家族・古民家ライフが物語性を高め、SNSで拡散。
最終コメント:レシピの腕だけでなく「物語×多角化」で稼ぐ姿は、令和クリエイターの理想像と言えます。