SNS総フォロワー数320万人を誇る人気料理研究家「まるみキッチン」。
2年連続でレシピ本大賞を受賞し、累計57万部を突破するなど、まさに時代の寵児として注目を集めています。
しかし、検索エンジンで「まるみキッチン まずい」と検索する人が少なからず存在するのも事実です。
今回は、なぜ一部の人が「まずい」と感じるのか、その真相に迫ってみたいと思います。
まるみキッチンとは?驚異的な人気の秘密
引用:Cover of Marumi Kitchen’s best-selling recipe book, “1% Motivation Meals,” which won the 2023 Cooking Recipe Book Award
まるみキッチンこと三浦健吾さんは、「やる気1%でも作れる」をコンセプトに簡単レシピを発信する料理研究家です。
実は料理を本格的に始めたのはわずか3年前で、きっかけは自身のダイエットでした。
料理初心者が3年でここまでの影響力を持つなんて、まさに現代のサクセスストーリーですね。
人気の理由
- 「だれでもカンタンに作れる」をモットー
- 自宅にある調味料だけで作れる
- 火を使わずに電子レンジや炊飯器で完結
- 工程がシンプルで分かりやすい
実績
引用:The cover of the “Motivation 1% Microwave Meals” recipe book, which won the 2023 Recipe Book Grand Prize and sold over 600,000 copies
- SNS総フォワー数:320万人突破
- レシピ本「やる気1%ごはん」シリーズ:累計57万部突破
- 2023年・2024年料理レシピ本大賞 2年連続受賞(史上初)
- フーディストアワード2024総合グランプリ受賞
なぜ「まずい」と検索されるのか?5つの理由を分析
Ingredients including cabbage, carrots, and sausage cooking in a rice cooker with seasoning for a quick and easy meal
1. 簡単すぎることへの疑念
「やる気1%」というキャッチコピーの通り、まるみキッチンのレシピは極限まで簡単にしたものが多いです。
しかし、これが逆に「本当に美味しいの?」という疑念を生んでいる可能性があります。
2. 調理過程の”雑さ”に対する批判
Yahoo!知恵袋では以下のような意見も見られます:
- 「炊飯器に鶏むね肉を1枚まるまるドボンッと入れて釜に入っていた水が周囲に飛び散る」
- 「じゃがいもの千切りをピーラーでしたことでボールの外にじゃがいもを飛び散らせて後からボールに戻す」
- 「味云々以前に節々の挙動が雑で、何が良くて人気なのかさっぱり分からない」
確かに見た目の美しさや丁寧さを重視する人には受け入れ難い部分もあるかもしれませんね。
3. 味の濃さと油の量への指摘
楽天レビューでは「味が濃いめ」「ごま油の量が多い」という指摘も散見されます。
レビュアーの中には「調味料とごま油の量を少なめにして作っている」という声もありました。
4. 料理初心者向けではない?
意外な盲点として、「時短料理=初心者向き料理ではない」という専門家の指摘もあります。
時短レシピは実は「料理がそこそこ出来る人」が活用するものであり、完全な初心者が作ると失敗しやすいとのことです。
5. 写真の見た目に対する評価
引用:Japanese-style curry rice with corn, a simple and quick homemade meal
一部のレビューでは「料理全体色が汚い」「食欲が減退する品揃え」という厳しい意見もあります。完成写真がプロの料理写真ほど美しくないことが、味への先入観を生んでいる可能性があります。
個人的な感想:でも逆に言えば、リアルな仕上がりが分かるということでもありますよね。
実際の評判は?レビューを総合検証
好意的な意見
楽天レビュー(4.53/5点、134件)より:
- 「簡単なのに美味しい!工程や調味料もシンプル」
- 「くたくたの仕事終わりでも前向きに作れます」
- 「育ち盛りの男の子が2人いる我が家にはありがたいメニュー」
- 「夫が美味しい美味しいと言って食べています」
批判的な意見
- 「作ってみても美味しくは無いレシピが多いです」(Yahoo!知恵袋)
- 「料理全体色が汚い、粗末、ガテンのドカベン飯とゆう印象」(楽天レビュー)
- 「まだ一つも作っておらず作る気になれません」
完全に二極化している印象ですね。求めるものによって評価が大きく分かれそうです。
簡単料理ブームの光と影
まるみキッチンの人気は、現代の「簡単料理ブーム」を象徴しています。
2024年のトレンド料理ワードでも「やる気がなくても作れる、簡単レシピ&ずぼらレシピが主流になってきている」と分析されています。
ブームの背景
- 共働き世帯の増加
- 時間に追われる現代人のライフスタイル
- コロナ禍での在宅時間増加
- SNSでの手軽な情報発信の普及
専門家が指摘するデメリット
- 料理スキルの積み重ねができない
- 普通の工程の料理ができなくなる
- 時短料理よりも難しい料理を嫌いになる
- 調理器具の洗い物が逆に増える場合がある
便利さと引き換えに失うものもあるということですね。バランスが大切かも。
業界専門家の評価
料理業界の専門家からは以下のような評価もあります:
「まるみさんの良さが存分に感じられるのは10分越えの動画。決して急がず大阪弁でまくしたてることもなく、まるでツレとビデオ通話しているかのようなゆるい雰囲気。『料理のハードル』『料理とはこうあるべき』をガラガラと崩していく。誰もが天真爛漫な三浦健吾さんの魅力的な『ニン』でつかまれてしまう不思議な料理動画」
確かにこの「ゆるさ」が魅力の一つなのかもしれませんね。
トレンドブロガーとしての考察
「まるみキッチン まずい」という検索が存在する理由を総合すると、以下の構造が見えてきます:
支持派と批判派の違い
支持派
時短・簡単を最優先
完璧でなくても美味しければOK
料理へのハードルを下げたい
批判派
丁寧さや見た目を重視
料理のプロセス自体を楽しみたい
伝統的な料理観を持つ
これは料理に対する価値観の違いですね。どちらが正しいということではないと思います。
結論:多様性の時代だからこその現象
「まるみキッチン まずい」という検索が存在するのは、実は健全な現象かもしれません。SNS総フォロワー数320万人という絶大な支持がある一方で、批判的な声も存在する。これは情報が多様化し、個人の価値観が尊重される現代らしい現象とも言えるでしょう。
重要なのは、自分に合った料理スタイルを見つけることです。時短で簡単な料理も、時間をかけて丁寧に作る料理も、どちらも価値ある選択肢です。
結局のところ、料理って個人の価値観や生活スタイルに深く関わるものだから、万人受けは難しいのかもしれませんね。でも、こうして議論が生まれること自体が、料理界の活性化に繋がっているとも言えるのではないでしょうか。
この記事では、様々な角度からまるみキッチンに対する評価を検証しました。最終的な判断は、あなた自身の価値観と照らし合わせて決めることが大切です。気になる方は、まず一度レシピを試してみることをおすすめします。